2026.04.14 施工例

施工例
施工地域: 富士市 / 富士市厚原

【施工事例】パナソニック NA-VX900BL|乾燥低下と排水フィルターの水漏れに挑む!隠れたホースの詰まりを解消した決死の分解洗浄

こんにちは!「織と凜(おりとりん)」です。

今回は、パナソニック製のドラム式洗濯機(NA-VX900BL)の分解洗浄にお伺いした際の事例をご紹介します。

お客様からいただいたご相談は、「乾燥機能が落ちてきている」というお悩みと、「排水フィルター(糸くずキャッチャー)を引き出すと、水がチョロチョロと漏れてきてしまう」という、少し珍しい水漏れのトラブルでした。

プロの視点から原因を徹底究明し、現場の状況に合わせた臨機応変な技術で解決へと導いた全記録をお届けします!

1. 排水フィルターからの水漏れ…プロとしての正直な診断と対応

まずはお客様がとても心配されていた「排水フィルターからの水漏れ」についてです。

脱水機能の不具合なども疑いながら詳しく調査を進めましたが、実のところ、分解の段階では明確な原因特定には至りませんでした。内部の構造だけでは、なぜここに水が溜まり続けてしまうのか判別が難しいグレーな状態だったのです。

当店では、分からないことを曖昧にしたまま作業を進めることはいたしません。お客様には作業前に、以下のように正直にお伝えさせていただきました。

「今回の水漏れに関しては、原因の特定が非常に難しい状態です。もしかするとクリーニングだけでは改善しない可能性もあります。もし今回の洗浄後も症状が続くようであれば、内部メカの不具合の可能性があるため、一度メーカー様への修理相談をご検討してみてください。」

ただ綺麗にするだけでなく、直る可能性と直らない可能性を誠実にお伝えし、今後のリペアの方向性までしっかりと提示すること。これも、お客様に安心していただくための「織と凜」の大切なこだわりです。

2. 乾燥低下の「真犯人」:ヒートポンプのヘドロ&カバー内のホコリ

続いて、もう一つのお悩みである「乾燥機能の低下」についてです。 こちらは分解を進めると、すぐに明確な原因が見つかりました!

  • ヒートポンプユニット: 内部がかなりのヘドロ汚れで目詰まりを起こしている状態。
  • ドラムカバーの内側: 風の通り道に、大量の衣類ホコリがびっしりと蓄積している状態。

この「ヒートポンプのヘドロ汚れ」と「カバー内のホコリ」がダブルで空気の循環を妨げていたことが、乾燥低下の決定的な原因でした。お客様にも実際の汚れを見ていただき、「ここをしっかり洗浄すれば、きっと乾燥は復活しますよ!」とお伝えし、徹底的なクリーニングを行いました。

3. 洗浄中の大ピンチ!隠れた排水ホースの詰まりと「力技」の開通作術

しかし、ヒートポンプの洗浄中に予期せぬトラブルが発生しました。

ヒートポンプの横には、洗浄に使った水や、乾燥時に結露した水分を外へ逃がすための「内部の排水経路(ホース)」があります。ここが過去のホコリで完全にカチカチに詰まってしまっていたのです。

洗浄を始めると、水が一切流れず、ヒートポンプ内にどんどん水が溜まっていく最悪の事態に……。

この詰まりを一刻も早く解消しなければなりませんが、上からブラシなどを無理に突っ込んでしまうと、かえってホコリを奥へと押し込んでしまい、余計に強固に固まってしまいます。

そこで、これまでの経験を活かした「手探りの力技」を敢行しました。 狭い本体の奥深くに手を伸ばし、ブラインド状態で問題のホースの接続部を直接引き抜き、固着していたホコリの塊をダイレクトに引っ張り出して排水させる処置を行いました。

感覚を研ぎ澄ませた必死の作業の末、無事に経路を開通させることに成功!水がスーッと流れていったときは、心の中で小さくガッツポーズをしました。

4. 整理整頓が勝負の鍵!限られたスペースでのチームワーク

今回の現場で、技術と同じくらい問われたのが「現場の整理整頓」でした。

洗濯機の設置されている脱衣所と、パーツを洗うお風呂場が少し離れた間取りになっていたため、分解した大量の大型パーツをお風呂場へ運び、洗い、拭き上げ、また戻す……という動線の確保が非常に大変でした。

一歩間違えればお家の中がパーツで溢れかえってしまうため、 「このパーツを洗っている間に、こっちのスペースを空けて……」 と、常に先を読みながら美しく整理整頓をキープ。無駄のないスムーズな作業を徹底しました。

5. 徹底洗浄が完了!乾燥機能がバッチリ大復活

すべての激闘を終え、組み立てを行って試運転。 風量も見違えるほど力強くなり、ヒートポンプ内の水も勢いよく排水されていくのが確認できました。

お客様にも「これで見違えるほど乾燥が良くなりますよ!」とお伝えし、大変安心していただけたご様子でした。気になっていた水漏れについても、今回の内部経路の全洗浄が良い影響を与えてくれていることを願うばかりです。

ドラム式洗濯機のトラブルは、目に見えるフィルターだけでなく、内部の予期せぬ「ホースの詰まり」や「隠れたカバー裏の汚れ」が複雑に絡み合っているケースが多々あります。

「うちの洗濯機、ちょっと変だな?」と思ったら、手遅れになって故障してしまう前に、ぜひ一度「織と凜」へご相談ください。どんな難所でも、プロの技術で誠心誠意対応いたします!

お客様、今回はパーツの往来などでスペースをお借りし、温かく見守っていただき本当にありがとうございました!

清掃前の画像と清掃後の画像です。